テクノロジーTechnology
グローバルプロジェクトで信頼を築くコンサルティングの実践
<入社年>
2022年12月
<担当領域>
製造業中心のビジネスプロセス改革、基幹システムの管理会計及び原価計算
1日の流れ
08:30 業務開始
一日のWBSを確認。タスクの優先順位を付けてチームメンバーにアサイン。クライアントへの報告資料を作成。
09:00 内部ミーティング
EY内および海外オフィスのチームメンバーとミーティング。進捗状況報告、ToDo確認、課題確認を行う。
11:00 クライアント定例ミーティング
国内・海外のクライアントに向けて進捗や課題を報告し、問題が発生した時は綿密な議論を重ね、ソリューションまで提案。
12:00 ランチ
駅へ移動しながら、コンビニやファストフード店などでランチ休憩。
12:30 移動
日によってはオフィスへ出勤。
13:15 資料作成・課題対応
午後にクライアントと打ち合わせする予定のセッションの資料を準備。諸課題への対応。
16:00 海外のユーザーとリモートセッションを実施
業務要件の確認やシステムのデザインを共有するために、フェーズによってタイやインドネシアのクライアントとセッションを実施。
18:00 帰宅・夕食
帰宅し、以降はリモートワークを実施。
19:00 愛犬のお散歩
リフレッシュするために、近くの公園まで愛犬と散歩。
20:00 作業・翌日以降の準備
翌日以降のスケジュール確認。資料準備。
21:00 業務終了
主な業務内容
アジアオセアニア地域の生産拠点で業務標準化を目指すクライアントのシステム改革プロジェクトにおいて、管理会計及び原価計算の領域をリードしています。このプロジェクトは単一国の生産拠点に限らず、アジアオセアニア全域での原価計算の標準化手法を提案し、実装からテスト、そして導入までを支援しています。チームリーダーとして、各国の拠点のユーザーに向けてセッションを主導し、社内外のチームメンバーの作業スケジュールを管理し、タスクをアサインしています。主要な問題が生じた場合には、他のチームと連携を取り、必要に応じてクライアントやプロジェクトマネージャーに事態をエスカレートしています。
日々のタスクをこなすために工夫していること
グローバルプロジェクトにおいては、異なる文化や言語の壁が多数存在します。これらの課題に効果的に対処するために、用語を明確に定義し、誤解が生じないよう詳細な説明を心掛けています。また、各ステークホルダーの立場や利害を深く理解し、それに基づいた適切なコミュニケーション戦略を展開しています。このアプローチにより、プロジェクト関係者間の信頼関係を築き、円滑なプロジェクト進行を実現しています。
これまでに直面したチャレンジと、そのチャレンジをどのように乗り越えたか
基幹システム導入プロジェクトにおいてのチャレンジは、さまざまなステークホルダーが関与しており、それぞれの関係者の利益が必ずしも一致していないという点です。例えば、会計部門のユーザーたちは月末処理やレポーティングの作業を単純化するために、製造原価を現状よりも明確に可視化し、より正確な原価計算法を求めていますが、その変更により現場の作業者の入力増加の負担や、製造側やロジスティクス側の業務を複雑化させる可能性があります。このジレンマに対処するために、私のチーム生産管理システムとの連携を自動化し、さらにデータ入力の効率化を図る新しいツールの導入を提案しました。これにより、現場の作業負担を減少させつつ、会計部門が求めるデータの精度と透明性を向上させることが可能です。このアプローチにより、全ての関係者が受け入れやすいソリューションを実現することを目指しています。
他部門との協業について
EYのチームメンバーは、日本国内のみならず、プロジェクトが行われている国のEYメンバーも参加することがあります。現在進行中のプロジェクトでは、特に東南アジアのEYメンバーと積極的に協業しており、彼らの持つ豊富な知見や専門能力をプロジェクトに大いに活用しています。このようなグローバルなコラボレーションを通じて、クライアントに対し、より価値のある提案を実現することができました。
これからの目標
私の目標は、一つの分野に限定されない多様なソリューションを提供できるように努めることです。これまでERPパッケージのソリューションに専門性を深めてきましたが、今後はただパッケージソフトウェアの導入を行うだけではなく、クライアントの具体的な課題に対して真剣に向き合い、それぞれのクライアントに最適な解決策を見つけ出し提案できるようなコンサルタントになることを目指しています。