銀行・証券セクター紹介

金融業界の変革をリードすることで、
全インダストリーの発展に寄与する。

金融セクター ストラテジー・アンド・トランザクション リーダー パートナー鶴森 寿士

金融セクター コンサルティングリーダー パートナー山内 基弘

規制緩和により銀行・証券の垣根がなくなり、新たなプレイヤーとの競争が激化している金融業界。オンライン決済やAIでのデータ解析など、技術革新を追い風にした「変革」が今まさに求められる中、コンサルタントはどのような役割を果たすべきでしょうか。戦略的M&Aの実行を多く手掛けてきた鶴森 寿士パートナーと、経営コンサルタントとして豊富な経験を有する山内 基弘パートナーが、EYの金融セクターの考え方や、求める人材像について語ります。

はじめに、今、銀行・証券業界で起きているトピックについてお話いただけますか?

鶴森

銀行・証券業界が置かれている状況は、これまで以上に厳しさを増していると感じています。デジタライゼーションの推進や、SDGsに代表される社会的な貢献など、非常にチャレンジングな取り組みが求められている中で、新たに加わった問題がCOVID-19による影響です。全ての対応を早急かつ強力に進めなければ、市場での生き残りは難しいでしょう。

山内

銀行・証券業界は特殊な環境にある業界だと思います。常に変化する世界基準の厳しい規制に準拠しなければなりませんし、経営的には景気の変動に直接左右されます。また、絶えず資金供給を続ける必要があり、社会的なインフラという側面も要求されながら、株主からは高い利益率を要求されていたりするわけです。市場に目を向けると、金融機関が行っている業務領域は非常に裾野が広く、各領域で厳しい競合状態にあると思います。

鶴森

更に、銀行や証券会社といった垣根がなくなり、あらゆるプレイヤーが参入してきています。生き残っていくためには、存在意義を考え直す時期に来ていると思います。

山内

加えて、規制緩和によって、競争は更に激化していくでしょう。顧客基盤を持つリテール系企業が決済事業を担い、AI事業を運営する企業が業務のアウトソーシング先になるなど、他業種からの参入がグローバルな規模で起こっています。

我々のコンサルティング力が試されている状況とも言えますね。

山内

見方を変えれば、今置かれている状況は変革できる好機と言えます。

鶴森

そう捉えると、先行きが非常に面白いインダストリーです。変革しなければならないと自らアクションを起こし、COVID-19への対応も含めて困難を乗り切れる企業は、きっと成長するでしょう。

山内

技術革新も追い風になるはずです。オンライン上での決済や事務処理などは一般的になりました。今後、データードリブンによる分析やアルゴリズムでの解析など、AIを活用した業務効率化が加速してゆくことは、金融業界にとって大きな意味があると思います。コンサルティングの領域で言えば、様々な業界におけるデジタライゼーションの推進を支援していますが、金融業界との親和性は高いと思います。

鶴森

同感です。一方で、デジタライゼーションが進んでいくと、新たなリスクに晒されていくことになります。全く意図しない第三者からハッキングによって攻撃され、重要情報の漏洩や改ざんが行われる可能性もあるので、リスクを回避するためのサポートも必要ですね。

山内

大きな変革を求められているからこそ、我々コンサルタントにも大きなビジネスチャンスがあると考えています。たとえば、我々はクロスインダストリーに対してサービスを提供していますから、他業界の知見を金融業界に取り入れることもできますし、逆に金融業界で実現したサービスを他の業界に転用することも可能だと思います。

さて、EYの銀行・証券セクターとしての“Building a better working world”とは何でしょうか?

山内

金融という資金供給の仕組みは、今後もなくなることはないでしょう。ただし、それを提供する主体やサービスの形態は様変わりしていくはずです。我々が追求するべき“Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)”は、コンサルティングの対象となるクライアントが、受益者であるカスタマーに対してより利便性や安全性が高いサービスを提供できるように、変革をサポートすることではないでしょうか。

鶴森

我々のサポートにより、金融業界が社会に対して提供する価値も上がっていくはずです。金融業界は、あらゆる経済活動の基盤を担っています。つまり、我々が金融ビジネスを営むお客様をコンサルティングの力で支えることは、全インダストリーの発展に寄与することになる。それが社会における我々の存在意義だと私は思います。

山内

そうですね。新しいテクノロジー、新しいサービス、新しい安全性。そういったものを、クライアントと一緒に創っていくことが我々に求められていると思います。

では、どのような人材とのチーミングを期待していますか?

鶴森

最近の傾向として、優秀な人材がコンサルティング業界を志望するケースが増えているという印象があります。多くが創造的な提案を行いたいという気概の持ち主であり、閉塞感の強い社会を打開し得る業界だからこそ注目していると思います。こうした傾向は、我々にとって大きなチャンスです。これまで提供されてきたもの以上に“高い付加価値を生み出したい人”にこそ、EYに来ていただきたいと期待しています。

山内

私が期待しているのは、グローバルを巻き込んだ“大きな変革の時代を一緒に楽しめる人”ですね。好奇心やチャレンジ精神が旺盛な人ほど、EYに向いていると思います。というのも、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら変革をリードするにしても、その先にある世界に正解はまだありません。クライアントと一緒に苦難を乗り切り、“生み出したものが正解”になる。そんな時代ではないでしょうか。

鶴森

かつては、業界のベストプラクティスといった“正解っぽいもの”を提示することが求められていましたよね。

山内

今コンサルタントに求められているのは、クライアントと悩み、考え、実践すること。そして、個社ごとに存在する正解を模索していくことだと日々感じています。そういう意味では、“クライアントと一緒に正解を創りたい人”と働きたいです。

最後に、お二人が感じているEYで働く魅力について教えてください。

鶴森

数あるコンサルティングファームの中で、EYで働く魅力をひと言で表すなら、人材の多様性ではないでしょうか。各方面で活躍してきたプロフェッショナルが集結し、新しい血を入れながら絶えず進化していく。それがEYの企業文化であり、組織としての強みだと私は思います。

山内

非常にコラボレイティブなカルチャーがありますよね。EYにはグローバルレベルでFSO(Financial Services Office) という金融業界にサービスを提供するバーチャルな組織体があります。EYの一員として誰もが補完し合いながらクライアントの課題解決に挑む。そんな協力的な環境に身を置けることも魅力の一つだと思います。

鶴森

EYでは、社内で横断的にコネクトすることが重要視されますよ。“つながることで得られる強さ”を大事にしているコンサルティングファームだと思います。

山内

個人としても大きく成長できる一方で、自身の成長を他者に還元できる素地がEYにはあります。お互いに高め合い、成長を積み重ねていく。そして、苦難を乗り越え、信頼が生まれる。このことは、クライアントとの関係性にも当てはまります。そんな仕事のスタンスに共感できる人は、きっとEYで飛躍を遂げられるでしょう。