
リーダーメッセージ
Service Line Leaders Message
多様な価値観・違いを力に変えて成長する場所へ、ようこそ
EYの強さの源泉とは何かと聞かれたら、私は真っ先に「多様性」と答えます。互いに同質化することを求めず、それぞれの違いを認め合い「個」を尊重することで、チームのパフォーマンスを最大化する。EYとはそのような組織であり、実際、ここ数年における日本でのEYの急成長も、突き詰めれば原動力はその点ではないかと思います。
この考えは、経営戦略にも明確に位置付けられ、パーパス(存在意義)である「Building a better working world 〜より良い社会の構築を目指して」を実現するためにも不可欠とされています。
違いを認め合う文化は、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)の成り立ちにも深く関わっています。EYSCはその名のとおり、EY Japanのコンサルティング部門と、戦略・トランザクションアドバイスを担う部門が一つになって2020年に発足しました。プロフェッショナルファームの主な部門は、アシュアランス(監査・保証)、税務、コンサルティング、トランザクション(M&A)の4つに分かれ、日本においてはそれぞれ別の法人によって運営されるのが一般的です。しかし、EYは、あえてコンサルティングとトランザクションの壁を越える選択をしました。われわれの価値を最大化し、クライアントの課題に最良の答えを出すために、それが極めて重要だと判断したからです。
これは言葉で表すほど容易なことではありません。コンサルティングとトランザクションは、それぞれビジネスモデルも違えば仕事の仕方も異なり、職場のカルチャー、働く人のマインドセットに至るまで、言葉で表すほど容易なことではありません。だからこそ、互いに手を結び、建設的に議論を交わし、強みを交換し合うことにより、相乗効果を高めることができる。これが強さの秘密です。この強さは長い年月をかけて「多様性と連携」が組織の文化となって染みついたEYでなければ実現できない「技」なのだと思います。
新しくEYの仲間となる人たちにも、多様な価値観を認め合うことを期待しています。実際に「EYに入社してから組織内での動き方をより協働的に変えた。この職場ではその判断で問題はないと思った」との声を多く聞きます。包容力の高い人と言い換えてもいいでしょう。グローバルな組織を動かす力も当然ながら、多様な個が生かされ、相互の信頼関係の中でつながるインクルーシブな文化が源にあります。
包容力で言えば、テクノロジーに対する受容性も大切です。どのような業務においても、AIなどの先端テクノロジーの適切な利用なくして個人や組織の成長は望めない時代になりました。プロフェッショナルファームにおいても、これまではメンバーの数を増やすことによって組織の力を上げるとされてきましたが、今後は人の時間をテクノロジーが代替する時代がやってきます。テクノロジーをいかに活用するか、この視点も持っていただければと思います。
私はビジネスの場でもプライベートにおいても、「腹八分目」でいることを自分に言い聞かせています。何ごとも「過ぎたること」は良くないと感じています。自分自身の考えや成功体験を100%で放出すれば、それは図らずも押しつけとなり、包容力も多様性もない世界を自ら生み出してしまいかねないでしょう。適切な「緩さ」と遊び心をどこかに持っておく。そうした職場で、刺激的な仕事をする。そんなバランス感覚のある環境を共に楽しみましょう。
<経歴>
政策立案支援、事業計画立案支援、官民連携事業支援、IT戦略立案支援をはじめ、国の成長戦略・社会課題、社会インフラなど、国の重要政策に関するコンサルティングなど、多くのプロジェクトに携わった実績を持つ。社会課題の解決をはじめ、幅広い業種のクライアントに高付加価値のコンサルティングサービスを提供するEY
Japanコンサルティングのリーダーとして、組織の急成長に向けたさまざまな施策の取り組みや挑戦を行っている。2023年7月EY
Japanコンサルティングのリーダーに就任。
「次世代のコンサルティング」を体現する、全く新しいファームを創出
まるで“昇り龍”のような飛躍的成長を期して「プロジェクト・ドラゴン」が始動したのは、2020年のことでした。それからわずか1年にして、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下EYSC)のコンサルティングサービスにおける国内成長率を含む各数字は、今に至るまで勢いを減ずることなく伸び続けています。
その原動力となったのが「人」であることは間違いありません。十分とは言えなかったケイパビリティのハンディキャップを乗り越え、コンサルティング業界の地図を塗り替えられるほどの存在感を示すことができたのは、私たちの目指すところに共鳴し潜在力を発現してくれたメンバーの活躍によるものです。
私たちが掲げてきたのは、テクノロジー偏重路線にかじを切る昨今の大規模ファームの風潮とは一線を画す、顧客の経営課題に真正面から斬り込む「ピュアコンサルティング」の旗印です。どんなときもクライアントに寄り添い、課題の発掘から解決のその先までも伴走する“本物”のビジネスコンサルタントであり続けたい。その志を全うする私たちの姿勢に惹かれて大勢のメンバーが集まり、また多くの企業からご支持をいただきました。
一定のマーケットシェアを築くことができた今、EYSCが次に掲げるのは、まだどこにもない「次世代のコンサルティングファーム」です。そこには顧客の経営課題の解決はもとより、社会課題を見据えた視点があります。周知のように、地政学的リスクの高まりに気候変動問題、自然災害やパンデミックの脅威までが顕在化する不確実で予測不能な社会状況の中、企業の経営課題はもはや社会課題が常に付きまとうと言ってよいでしょう。
その行く先を長期的視点から読み解き、現在の戦略や行動に織り込むソリューションが、官民の別なくあらゆる業界で求められています。そのために私たちは、コンサルティング部門に全業界を横断する社会課題に向き合う専門ユニットを常設するなど、ある意味でシンクタンク領域にまで踏み込む、従来にはないコンサルティングの在り方を追求してきました。その本気度が、いよいよ実を結ぶ段階に至ったということです。
こうした私たち独自のスタンスが、EYが全世界共通のパーパス(存在意義)として掲げる「Building a better working world~より良い社会の構築を目指して」によって立つものであり、またグローバルに浸透した「壁をつくらない文化」に支えられたものであることを強調しておきたいと思います。
壁のない組織とは、自分やチームの守備範囲にとらわれず、EYのあらゆるリソースを横断し、解決すべき課題に向けたベストの知見と人材を組み立てられる環境を意味しています。すなわち、コラボレーションの気風が骨の髄まで染みこんだ人間が縦横無尽にクロスし、相乗効果で最大価値を生み出す職場。思えば、多くの要因が複雑に絡み合う経営課題・社会課題の解決に領域を超えたアプローチが求められるのは自明であり、その力量を生まれながらに備えた私たちが急成長を遂げられたのも必然と言えるのかもしれません。
そうしたEYのDNAを確実に未来へつなぐため、私たちは「人材育成」に最も多くの時間を使い、最も大きな投資をしてきました。その期待に応えてくれた強いマインドの持ち主たちが、EYSCを創り上げています。今後もこの方針が変わることはないでしょう。
正解のない時代に突入したからこそ、これまでになかった顧客の経営課題と社会課題解決を組み合わせた新たなサービスを生み提供し続け、世の中を良くしていきたい。そのような人たちが惹かれてくる組織であり続けたいと願っています。
自己実現への道──価値創造プロセスの醍醐味
コンサルタントとして一流のプロフェッショナルになりたい──。その思いが私のキャリアの出発点にありました。そのためにまず公認会計士の資格を取り、EY新日本有限責任監査法人の門をたたきました。次いでブティック系コンサルティングファームに籍を移し、財務デューデリジェンスなどの経験を積んだのち、よりグローバルで大きな舞台に挑戦したいという思いからEYストラテジー・アンド・トランザクション(現 EYストラテジー・アンド・コンサルティング )へ。その間およそ10年。振り返れば、自己実現のための最初の歩みだったように思います。
私が再びEYを選んだのは、まさにここに真の成長を支える環境があるからです。互いに助け合い、支え合えるカルチャー、そして、刺激し合い、触発し合える場所がここにはあります。厳しさや競争はありますが、それだけで終わることは決してなく、一般的なコンサルティング会社の印象とはだいぶ異なります。同じチームのメンバーに限らず、部門を超え、互いの専門領域を超えてもなお人と人が強く結びついていることが、このファームの最大の特色であり、強みであると思います。
そのような環境の下、同じ志を持つ仲間と共にクライアントの課題に向き合い、ニーズに応えることによって社会に新しい価値を届けることができるこの仕事に、私は大きな誇りを感じています。その価値創造のプロセスの中でこそ、われわれは成長し、自己実現を果たすことができるのでしょう。難しい課題を解決した瞬間の達成感、クライアントからの感謝の言葉、そして社会に与えるインパクト――そのすべてが、この仕事のやりがいです。
もちろん、そのためには自分自身に揺るぎない成長意識を備えていることが大前提です。クライアントのため、その先にある社会のために力になりたいと願う強い思いがなければ、目の前の課題を解くことも、自分の果たすべき役割を知ることも、お客様でさえ気づいていないニーズを引き出すこともできません。なぜ、何のためにコンサルタントとして働くのか。どうか自分自身の核となるパーパス(存在意義)を見極めてください。
そのようなマインドセットを備えた人ならば、コンサルティングの経験値を積み重ねていく中で必ず、確固たる自分の「軸」をつくることができます。それはある特定の業界に対する知識、財務や人事などの専門特化したケイパビリティ、M&Aに関する高度なノウハウなどが挙げられるでしょう。いずれにしても、その自分だけの軸を身に付けた時、この仕事は格段に面白くなります。なぜなら、仲間との本当の支えあいが可能になるからです。
「自分とかかわる人々を一人でも多く幸せにする」。それが、私のパーパスです。そして私の基軸は、トランザクション。M&Aに関するデューデリジェンスやバリュエーションといった多彩なアドバイザリーサービスでお客様の成長に伴走する。企業の命運を左右する一大事に立ち合い、買収・売却に伴う効果と価値を最大化することに全力を注いでいます。日本におけるこの分野の重要性はますます高まり、挑戦の機会は無限です。
あなたが目指すプロフェッショナル像はどのようなものですか。ここには、その実現を支援するフィールドがあります。


