ワークライフバランスWork-Life Balance
再雇用という新しい働き方への挑戦
<経歴>
SIerで主に新規事業開発に従事。ソフトウェアベンダーでコンパイラー(DB)のローカライズマネジメントに従事。IT系コンサルティング会社でDXソリューションの導入コンサルに従事。
EY入社から定年まで
私の社会人としてのキャリアは国内大手のSIerでスタートし、その後関連する外資系ソフトウェアベンダーや、独立系のITコンサルティング会社などで、長くシステムエンジニア、ITコンサルタントとして従事してきました。携わってきた業務の内容・分野は多岐にわたり、メインフレーム、PC、モバイル機器、組み込み機器など、多様なプラットフォームに対応したプロジェクトに参加してきました。人材のダイバーシティを求めていた当時のEYのパートナーの方針もあり、ご縁ができてEYに入社しました。
EY入社後は、前職からかかわりのあった某放送局のネットワーク映像配信のコンサルティング、医療関係のカルテ管理システムの導入コンサルティング、RPA導入コンサルティングなど、自身のITに関する知見を有効に活用できるプロジェクトに参加しています。
EYが進める働き方改革の方向性に共鳴し、定年後も延長勤務を決意
本年度で定年を迎えるのですが、延長雇用でEYでの勤務を継続することを決めました。その理由は、EYが進める働き方改革などの方向性と、各人員の特徴をうまく吸い上げてもらえる人材育成・人材登用の方法が、私自身の現状とマッチしていたからです。EYではコロナ禍以前からフレキシブルな勤務体制を進めており、クライアントと自身のスケジュールによってはリモート会議を積極的に活用できる環境がありました。個人的にも親の介護があり、ほかにも子供のケアなどを考えると、時間をフレキシブルに利用できる環境はとてもありがたく感じました。
現在は、社内のPoC(概念検証)のプロジェクトマネージャーやテクニカルアドバイザーとしてマネジメントに加わっていますが、クライアントやプロジェクトメンバーとリモート会議を活用しながら、時間を有効に使える状態を維持できています。
また、利用している技術的な環境としても、Microsoft
Azure、Microsoft 365などクラウドベースのプラットフォームの活用が内外の現場で進んでいることも、時間の効率的な使い方を追求できる大きな要因だと思います。
メンバーにはカウンセラーが個別でキャリア対応
EYは人材開発、キャリアアップに関してきめ細かいアプローチを取っています。メンバーに対してカウンセラーが個別で対応する体制が整っており、仕事および学習の状況を共有してアドバイスなどを受けられる環境があります。またプロジェクトのメンバー同士で気軽に話し合える風土が定着しており、自身のキャリアップの方向性が明確な人にとっては有益な環境です。
なお、EYの活動で得られたナレッジはグルーバルな知識ベースにまとめられ、強力なツールになっています。このようなEYのツール群はさまざまなビジネスシーンで活用することが可能で、自身の知見を補強する生きた教材として利用することで、いつまでも成長を感じることができます。
1日の流れ
05:00 メール確認
早めに業務を開始。まずは簡単に昨日の作業内容、未読のメールやTeamsのメッセージなどを確認。
05:30 作業準備
その日のToDoリストを作成。リストに優先順位を付け、作業の内容を大まかに落とし込む。連絡やミーティング内容を調整し、作業の準備は完了。これらの事前準備がうまくできた日は基本的に順調に作業が進む。
07:00 朝食、休憩
朝食を摂り、子供の通学のためのサポート。朝はなるべく長めに休憩を取るようにしている。
09:00 作業時間
ToDoリストの優先順位に従って作業を進める。時間を意識し、小まめに軽いブレークを入れるようにしている。かつ、重めの作業はこの時間帯に終わるように集中する。
12:00 昼食、休憩
作業が順調な場合は、ゆっくりとランチ。そうではない場合は予備作業時間として活用する場合も。
13:00 チームミーティング
チームミーティングはこの時間帯に集中して行う。状況の確認などを相互で行い、午後からの作業を調整。
13:30 作業時間
午後は調査業務、クライアントミーティングなどをメインにセッティング。子供たちの帰宅サポートが入るので、時間の再調整が必須。
17:00 作業確認
作業準備で作成した内容がどこまでできたのかを確認。その日のToDoリストに追記して、状況のログとして利用している。
18:00 業務終了
未完了の作業があっても特段の事情がない場合は強制的に終了するように心がけている。
生活のリズムにリフレッシュを組み込む
リフレッシュ方法としては、散歩(買物兼用で20分ほど)や仮眠(昼食後に40分ほど)を取り入れています。
新しい働き方に挑戦してほしい
現在は、ウィズコロナ、アフターコロナとして、働き方自体を見つめ直す時代になってきています。このような状況では、生産性の意味自体を問い直すようなドラスティックな改革が必要だと実感しています。ITとの関わり方としては、DevOpsやアジャイルなどさまざまな方法論とともに、それらを管理するメソッドの確立が急務となっています。私が個人的に興味を持っているものとしては、「VeriSM」などに代表される管理のためのフレームワークです。本来、プログラム開発などの必要性から生じたフレームワーク的なアプローチは、垣根を越えてビジネスメソッドにも用いられるようになっています。このような先進的なフレームワークを学び、実際の仕事などに落とし込むことで身に着けた方法論を用いて、新しい働き方に挑戦してほしいと思っています。