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代表メッセージ
President Message

AI時代にこそ輝く、コンサルタントの「感性の力」

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 代表取締役社長近藤 聡

<経歴>
大手総合コンサルティングファームにて、自動車・ハイテク業界を中心に、企業戦略、オペレーション改革、海外展開戦略の策定・実行支援など、クロスボーダーを含むプロジェクトを数多く手掛ける。2011年より、同ファーム日本代表を務めるとともに、APACリーダーおよびグローバル・オペレーション・リーダーなどを歴任。2019年初めよりEY JapanにてJapan Regional Leadership Teamの一員として、EY Japanの成長戦略の立案から実行までを統括する。2020年10月、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会 代表取締役社長に就任。

生成AIをはじめとするテクノロジーの進化によって、企業経営とコンサルティングの在り方は大きく変わろうとしています。情報収集や分析が効率化される一方で、正解のない課題に向き合い、進むべき方向を共に考えるというコンサルタントの役割は、これまで以上に重要になると考えています。

その役割を支えるのが、人や組織、社会の動きを捉え、何が本当に価値あるものかを見極める「感性の力」です。ここでいう感性とは、直感だけではありません。論理と専門性を土台に、相手の価値観を理解し、異なる意見を受け止め、より良い意思決定につなげる力です。

AIが変える仕事、変えない価値

AIは、情報の収集や整理、分析、資料作成など、コンサルタントの仕事の多くを変えていくでしょう。しかし、クライアントが直面する経営課題には、あらかじめ正解が用意されているとは限りません。
何を課題として捉え、どのような未来を目指すのか。企業の歴史や文化、そこで働く人々の思いまで理解し、クライアントと共に問いを立て、意思決定から変革の実行まで伴走する。そこに、コンサルタントの本質的な価値があります。
AIを活用することで、私たちは定型的な業務から解放され、問いを立てること、人と人をつなぐこと、意思決定を支えることに、より力を注げるようになります。AI時代とは、コンサルタントの価値が失われる時代ではなく、その価値がより鮮明になる時代だと考えています。

経営課題を起点に、社会への価値を生み出す

EYSCがコンサルティングの起点としているのは、クライアントが直面する経営課題です。AIをはじめとするテクノロジーは、その解決に向けた重要な手段ですが、導入自体が目的ではありません。
大切なのは、経営課題の解決を通じて、どのような価値を生み出すのかということです。企業の持続的な成長に貢献するとともに、その先にいる人々や社会に、より良い変化をもたらせるか。新たな可能性だけでなく、リスクや社会への影響にも目を向け、責任ある選択を支援することが必要です。
この姿勢の根幹にあるのが、EYのパーパスである「Building a better working world」です。経営課題の解決を、企業や産業の成長へ、さらにより良い社会へとつなげていく。それが、AI時代においても変わらないEYの価値です。

EYSCが磨いてきた、専門性をつなぐ力

日本のコンサルティング市場におけるEYSCの歩みは、他の大手ファームと比べて長いものではありません。しかし、その歩みの中で、経営コンサルティングと戦略的トランザクションの連携、業界への深い知見を重視する「セクターフォーカス」など、独自の価値を生み出す基盤を築いてきました。
複雑な経営課題は、1つの専門領域だけでは解決できません。だからこそ私たちは、多様な知見を結び付け、構想から実行までクライアントに伴走します。異なる専門性や意見を尊重し、部門や国・地域を越えて協働するEYのカルチャーは、専門性と共に「感性の力」を磨く環境でもあります。

自らの問いを持ち、より良い未来を共につくる

AI時代に求められるのは、AIが示した情報をそのまま受け取る人ではありません。何が足りないのかを考え、クライアントや社会にとっての意味を見いだし、自ら問いを立てられる人です。
これまで培ってきた知識や経験を生かしながら、未知のテーマに好奇心を持ち、異なる専門性を持つ仲間と、まだ答えのない課題に向き合う。その過程で、自らの専門性と視野を広げ、新しい価値を生み出してほしいと考えています。
仕事の進め方や求められるスキルが変わっても、社会やクライアントの未来に責任を持ち、より良い選択を共に考えるという役割は変わりません。皆さんと共に問い、考え、より良い未来をつくっていけることを、心から楽しみにしています。