
M&Aアドバイザリー
Transaction and Corporate Finance
業界・市場の動向、EYとして提供できる価値を教えてください。
日本におけるM&Aマーケットは依然として活況であり、Financial Diligence(以下、FD)チームはここ数年で陣容を大きく拡大させています。事業会社、金融機関、PEファンド等をクライアントとして、年間何百件というディールにおいて、trusted advisorとしてサービスを提供していますが、EYは特に大型のセルサイド案件やPrivate Equity Fund(PEファンド)をクライアントとした案件において非常にプレゼンスが強いという特徴があります。
大型のセルサイド案件においては、SaTとConsultingが一体運営(同一法人)となっているシナジーを活かし、まさに案件の上流から下流までを一気通貫でサービス提供できる体制が整っています。また、PEファンドはまさに投資のプロであり、アドバイザーには非常に高い専門性、クオリティー、スピード感、コミットメント等が求められますが、EYはこの分野において非常に強力なプレゼンスを持っています。
EYの特徴として、Globalベースでの連携・協力体制が非常に強固という点も挙げられると思います。FDチームではクロスボーダー案件も年間多数あり、日々、世界各国のFDチームと協力・連携して業務を行っています。Globalベースで共有しているさまざまな分析・レポーティングツールも目を見張る勢いで進化しており、財務DD業務そのものも日々進化しています。
チームの強み、提供サービスを教えてください。
FDチームは、財務DD業務に特化したプロフェッショナルチームです。
買収候補先の財務数値を、収益性(PL)、キャッシュフロー(CF)、資産性(BS)のさまざまな観点から分析を行い、その結果を報告書としてまとめ、その内容を報告します。また、クライアントがディールの意思決定を行うさまざまな局面において、財務・会計の専門家としてさまざまなアドバイスを提供できます。
どのようなチームメンバーを求めていますか。
財務DDは、ビジネス、税務、法務等と並んでデューデリジェンス(DD)における最重要エリアの一つであり、私たちの分析・アドバイス次第で、クライアントの意思決定や買収価格等に大きな影響が及ぶ可能性があります。そのため、責任は重大ではありますが、その分、クライアントに対して大きなバリューを提供することが可能な業務でもあり、クライアントから確固たる信頼を獲得することができれば、クライアントのTrusted Advisorとしてさまざまなディールでご支援させていただくことができます。まさにアドバイザーとしての価値が評価される、非常にやりがいのある業務だと思います。
M&A Advisory
森田 博士
業界・市場の動向、EYとして提供できる価値を教えてください。
一部不安定な世情がありますが、好調な株式市場のサポートもあり日系企業のM&Aの案件数は年々増えております。また、世界各国を見ても近年は件数・金額共にM&A市場は拡大基調にあると思います。
この1~2年のトレンドとしてはポートフォリオの入れ替えが日本企業にも浸透してきたためSellサイドの案件を手掛けることも増えてきています。今後は各企業の皆さんが安定化、さらなる成長のため資産の入れ替えを活発に行うと思慮しますので、業界自体は安定的に推移するものと思っています。
チームの強み、提供サービスを教えてください。
私たちの組織ではコーポレート・インフラ向けM&AとM&A戦略立案という二軸で構成されています。
M&Aアドバイザリーチームの特徴は、多様なバックグラウンドを持つメンバーがいることです。FA業界のメンバー、銀行・商社等を含む事業会社でM&Aを担当していたメンバーの混成になっています。M&Aの知見は言うまでもなく、各種インダストリーの知見を自然と有したメンバーの体制が整っております。また、事業会社経験者が多いので、社内承認、意思形成に何が必要かを理解してサポートを行うことが可能です。
併せて、企業の戦略立案から実行に関わるオーガニック・インオーガニックの事業推進まで、全ての経営プロセスへ経営アドバイザリーを実施しております。チーム構成として戦略分析・立案に特化したメンバーとファイナンシャルアドバイザリー業務を含むM&Aの実行支援に特化したメンバーの組み合わせからなる多様性の高い混成チームとなっており、総合的な経営アドバイザリーから個別具体の事業アドバイザリーにまで網羅的に提供することが可能です。
どのようなチームメンバーを求めていますか。
何事も前向きに取り組める方、Corporate Financeの幅広い業務に積極的に取り組みたい方を探しています。自分の得意分野(数字、セクター知見など)をうまく使い、さらにM&Aの専門家として成長したいという方をお迎えしたいと考えています。
チーム内での研修も適時行っていますので、基礎力強化は随時機会があります。また、既存メンバーは皆さんご自身の得意分野(例.クロスボーダー、ミドルマーケット、TOB案件等)がありますので、皆さんの将来方向性に合った形でOJTを受けることも可能です。
各種案件を取り組む中で、他ファームと違うEYの強みとしてはSaTとConsultingが一体運営(同一法人)となっておりEYの特徴として別組織においてもKPIをダブルカウントできる制度となっており、表面上だけではないコラボレーションの促進やアドバイザー間のシナジーを実現する体制が整っています。
業界・市場の動向、EYとして提供できる価値を教えてください。
M&Aにおいては、Valuationはもちろん、複雑なビジネスやストラクチャーのシミュレーションを可能にする財務モデルの構築などを、Post M&Aにおいては会計目的のためのPPA業務を提供します。ただ、企業は当然M&Aのみで成長するものではなく、買収、ポートフォリオの最適化・再構築、売却といったCapital allocationを常に検討しなくてはいけません。これらの多くは企業価値向上という目的のもと検討されるものと思います。
Valuation,Modeling(以下、VM)チームではROIC経営などの経営管理の高度化支援や経済波及効果の検討といったエコノミックアドバイザリーも提供することで、M&Aにかかわらずクライアントの企業価値向上のために、コーポレートファイナンスの専門家としてさまざまなアドバイスを提供しています。
チームの強み、提供サービスを教えてください。
VMチームは、コーポレートファイナンスの知見をベースにM&Aに限らずさまざまなサービスを提供しているプロフェッショナルチームです。
提供しているサービスは数多く、企業/株式価値評価、無形資産評価(PPA)、種類株式評価、不動産/動産評価、債権評価、財務モデリング、エコノミックアドバイザリー、経営管理高度化(ROIC経営など)、不動産アドバイザリーなど多岐にわたります。
どのようなチームメンバーを求めていますか。
Valuation業務をはじめ、私たちが提供するサービスのほとんどはクライアントが目標や夢を実現するための意思決定の判断材料となります。だからこそ私たちに課された責任は重く、常にクライアントの期待値を超えたアドバイザーであることを期待されています。
そのために必要なことは個と組織の成長であり、VMチームはそのオポチュニティを備えています。お互いを尊重し合える人、自分自身が従事する業務に常に忠実で責任を果たせる人、そのようなメンバーで構成されるVMチームという組織―VMチームの業務は意欲ある多くの人にとって非常に魅力的なものであると思っています。
Infrastructure Advisory
福田 健一郎
業界・市場の動向、EYとして提供できる価値を教えてください。
人口減少や少子高齢化が進む日本では、老朽化する社会インフラの維持・更新が大きな課題となっています。インフラストラクチャーアドバイザリー(以下、IA)は、政府・自治体や民間企業に対してアドバイザリー業務を提供し、社会課題の解決に貢献しています。EYのパーパスである「より良い社会の構築」を、インフラ領域で直接的に実践できるのが私たちの強みです。多様な専門性を持つメンバーが連携し、持続可能な社会の実現を支えています。今後も新たな技術や制度変化に対応し、社会インフラの未来を切り拓いていきます。さらに、海外におけるインフラ開発支援や企業の海外進出支援にも積極的に取り組み、グローバルに貢献しています。
チームの強み、提供サービスを教えてください。
IAチームは、EYSCの機能組織(ユニット)の中で唯一業界(セクター)にフォーカスした、「インフラビジネス」特化の組織です。水道や上下水道、空港・航空、地域交通、PPP/PFI、コンセッション(運営権事業)などを中心に社会インフラ全般を幅広くカバーしています。IAとEYSCの様々なチームが連携することで、市場調査やBDD、M&A戦略策定、トランザクション実行、デジタルソリューション開発支援など、インフラ事業やインフラ企業の様々なニーズに一気通貫で支援できる点が大きな強みです。IAチームでは技術面の専門性も持つメンバーも多数おり、公共・民間の多様なクライアントが国内外のインフラ事業で抱える複雑な課題にも柔軟かつ的確に対応しています。
どのようなチームメンバーを求めていますか。
ビジネス領域や提供ソリューションが多岐にわたるため、求める人材像も多様です。インフラビジネスに携わった経験のある方や、社会課題の解決に熱意を持つ方を歓迎します。シンクタンク、コンサルファーム、アドバイザリーファーム出身者のみならず、事業会社、商社、金融機関、国土交通省・経済産業省などの官公庁・自治体出身者など、さまざまなバックグラウンドを持つ方が活躍できる環境です。海外向けの業務もあり、海外でのインフラ関係業務に関心がある方も歓迎です。新しい挑戦を楽しみ、チームで成長していきたい方にぜひ加わっていただきたいです。自ら考え行動し、多様な価値観を尊重できる方と共に、より良い社会の実現を目指したいです。
業界・市場の動向、EYとして提供できる価値を教えてください。
金融業界はデジタライゼーションの推進や、SDGsに代表される社会的な貢献など、非常にチャレンジングな取り組みが求められている中で、市場での生き残りのための対応を早急かつ強力に進めています。常に変化する世界基準の厳しい規制に準拠、金融機関が行っている裾野が広い業務、規制緩和による競争の激化、客基盤を持つリテール系企業による決済事業を担うなど他業種からの参入、銀行や証券会社といった垣根の撤廃などによりあらゆるプレイヤーが参入など、改めて存在意義を考え直す時期に来ています。M&Aという切り口でも、クロスボーダーはコロナ前の状況にまでに回復しており、クロスセクター、テクノロジーを活用した新サービスに取り組んでいるベンチャー企業やIT会社とのM&Aも増えてきいます。われわれは金融セクターに軸足を置き、EYはクロスインダストリーに対してサービスを提供しており、他業界の知見を金融業界に取り入れることもできますし、逆に金融業界で実現したサービスを他の業界に転用することも可能です。金融という資金供給の仕組みは、今後もなくなることはなく、それを提供する主体やサービスの形態は様変りするかもしれないですが、受益者であるカスタマーに対してより利便性や安全性が高いサービスを提供することでその価値も上がります。金融業界は、あらゆる経済活動の基盤を担っており、われわれが金融ビジネスを営むお客さまをアドバイザリーの力で支えることは、金融を含む全インダストリーの発展に寄与することになり、それが社会におけるわれわれの存在意義であります。
チームの強み、提供サービスを教えてください。
われわれのアドバザリー力が試される状況と言えます。われわれは金融セクターに軸足を置き、金融セクターの専門家・専門チームによる金融機関目線での一気通貫体制でお客さまを支援しています。金融機関の成長・拡大のための国内、クロスボーダー(対日・対外)のお題に対し、金融サービス(Financial Services)の監査・税務・コンサルティングの核サービスラインやGFS(Global Financial Service)と協働し、戦略作成・市場調査などのプレステージから、リードアドバイザリー・デューデリジェンス(財務・税務・ビジネス・オペレーション・ガバナンス、IT等)、事業計画策定などのM&Aのエグゼキューション、買収後の統合支援(Post Merger Integration)はもとより、売却・セパレーションや再生業務と、金融機関グループおよびそのクライアントに対し幅広いサービスを提供しております。
どのようなチームメンバーを求めていますか。
最近の傾向として、優秀な人材がコンサルティング業界を志望するケースが増えているという印象があります。多くが創造的な提案を行いたいという気概の持ち主であり、閉塞(へいそく)感の強い社会を打開し得る業界だからこそ注目していると思います。こうした傾向は、われわれにとって大きなチャンスです。これまで提供されてきたもの以上に“高い付加価値を生み出したい人”にこそ、EYに来ていただきたいと期待しています。さらに、グローバルを巻き込んだ“大きな変革の時代を一緒に楽しめる人”ですね。好奇心やチャレンジ精神が旺盛な人ほど、EYに向いていると思います。と言うのも、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら変革をリードするにしても、その先にある世界に正解はまだありません。お客さまと一緒に苦難を乗り切り、“生み出したものが正解”になる。そんな時代ではないでしょうか。
EYではどのような経験・成長を得られるのでしょうか。
数あるアドバイザリーファームの中で、EYで働く魅力は、人材の多様性と人を大切にする文化ではないでしょうか。各方面で活躍してきたプロフェッショナルが集結し、新しい血を入れながら絶えず進化し、また、人を「人財」とする姿勢、それがEYの企業文化であり、組織としての強みだと私は思います。
またEYにはグローバルレベルで金融サービス(Financial Service) という金融業界にサービスを提供するインダストリー特化の組織体があります。EYの一員として誰もが補完し合いながらクライアントの課題解決に挑む。そんな協力的な環境に身を置けることも魅力の一つだと思います。
個人としても大きく成長できる一方で、自身の成長を他者に還元できる素地(そじ)がEYにはあります。“つながることで得られる強さ”を大事にしているアドバイザリーファームにおいて、お互いに高め合い、成長を積み重ねていく。そして、苦難を乗り越え、信頼が生まれる。このことは、お客さまとの関係性にも当てはまります。そんな仕事のスタンスに共感できる人は、きっとEYで飛躍を遂げられるでしょう。
プロジェクト事例

FD(ファイナンシャル・デリジェンス)

MA(M&Aアドバイザリー)

VM(ヴァリエーション/モデリング)

TRE(トランザクション・リアル・エステート)

IA(インフラストラクチャー・アドバイザリー)

FS(ファイナンシャルサービス)
チーム紹介






