EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

EY Ripples事例
 

スポーツビジネス寄付講座

浦和レッズインターンシッププログラムとして跡見学園女子大学の学生向けにセッションを実施


2021年11月19日、EY Japanの東京オフィスにて、EY Ripplesのイニシアチブの1つ「次世代教育・就労支援」の一環として跡見学園女子大学の学生21名に向けてスポーツビジネスのセッションを実施しました。

本セッションは、EY Japanがパートナーを務める浦和レッドダイヤモンズ株式会社が提供するインターンシッププログラムで、EY Japan公共・社会インフラセクタースポーツDXリーダーの岡田明より、最新のスポーツビジネスに関する知見を学生の皆さんに解説しました。

少子高齢化や過疎化が進む地方都市において期待されるスポーツによる地域振興。しかし、日本にはスポーツをビジネスとしてとらえることに対する抵抗感が根強く、事業単体での収益化が難しい状況があります。そのような背景のもと、いかにスポーツによる感動や熱意といった価値を地域の価値に変換し、継続的な投資につなげていくか。EY Japanの提唱する「スポーツの価値循環モデル」を、次世代につなげていくべきビジネスモデルとして説明しました。



参加した学生の皆さんからは「バスケットボールの試合ではプロジェクションマッピングなどに力が入れられているが、今一つ効果がないように思う。もっと人気を上げるためにはどうしたらよいのか」などの質問が寄せられました。

上記の質問に対して岡田は、「重要なのは地道にコンテンツを磨いていくこと。ライブエンターテイメントであるスポーツは、1度見た人の期待値を上回ることができれば、その次も見たいという気持ちになり、さらにSNSなどを通じた周囲への波及にもつなげることができます。まずは見てもらい、ファンになってもらう。そのためにもコンテンツを磨きこむことが大切です」と回答しました。

また、現在ビジネスで注目されているのは、スポーツの複合施設化です。スタジアムやアリーナといったスポーツ施設にレストランやホテルを併設することで、複合施設全体での収益化を目指すスポーツビジネスの地域振興へ向けた取り組みが全国各地で進められており、EY Japanもその一部をコンサルティングサービスとして支援しています。

「バスケ、そしてアリーナの時代が来る。」

これらのEYのスポーツビジネスチームの提供する予見やサービスについて、次世代を担う学生の皆さんは真剣な表情で耳を傾けていました。


本インターンシップのプログラムマネージャーを務めたEYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(以下EYSC) テクノロジーコンサルティングマネージャー 稲垣 謙治郎(写真左)
浦和レッドダイヤモンズ株式会社コーポレート本部部長 矢島 健作氏(写真中央)
講師を務めたEYSC公共・社会インフラセクタースポーツDXリーダー岡田 明(写真右)

持続可能な環境への取り組み

株式会社BiotopGuildにてビジネスマナー研修等を実施

EY Japanは、企業や団体に対する自然体験プログラムや環境教育、生物調査、環境調査を行っている株式会社BiotopGuildへの支援を目的に、2021年2月から6月にかけて、ブランディング強化や研修等を実施しました。

この活動の発端は、「非営利団体などで環境保護を担っている方々が、その仕事だけでは十分な生計を立てられていない場合が多い」という現状への課題意識でした。私たちは、日本の豊かな自然を守りその価値を次世代により良い形で残すためには、自然環境保護活動の職業としての確立が重要だと考えました。

そこで、環境保護に携わる方々がビジネスパーソンとして必要なスキルを身に着け、しかるべき対価を受け取るプロフェッショナルとして社会から認知されることを目指し、ビジネスマナーやロジカルシンキング、プレゼンテーションなどの研修を提供しました。

BiotopGuild代表の三森典彰氏からは、「EY Ripplesは社会貢献活動と経済活動の枠に囚われない、まだ前例のなかった有意義で高いレベルの活動だと思います」とコメントをいただきました。

多様で豊かな生態系を持つ日本において、経年劣化しない、むしろ経年「向上」していく社会資本と呼ぶべき自然環境を、社会的価値、経済的価値として正しく認識するために、今後も持続可能な環境への取り組みを続けていきます。


2021年4月14日のビジネスマナー研修に参加されたBiotopGuildの皆様


参加者からのコメント

  • コミュニケーションにおいて相手のことを考えることの重要性を学びました。
  • チームで働いているので、話し合いや前向きな姿勢で積極的に仕事に取り組むことが改めて重要だと思いました。

2021年5月19日に開催された「ロジカルシンキング・リサーチ研修」の様子

「イノベーションと組織改革」寄附講座

青山学院大学大学院にて全15回のセッションを実施

急速なデジタル化、ビジネスモデルの変革に対応するため、DXが急務とされる昨今の日本。しかしながら、多くの日本企業において、スピード感をもって変革を推進できる人材が不足しており、その育成が大きな課題となっています。

その課題解決のため、EY Japanでは青山学院大学大学院と連携し、EY Ripples のイニシアチブの1つ「次世代教育・就労支援」の一環として2021年4月から7月に国際マネジメント研究科の学生を対象に、「創造的破壊をもたらすイノベーションを創出する方法と組織改革について考察すること」を目的とした、全15回のシリーズ講座を開講しました。

EY Japanチーフイノベーションオフィサーの松永達也を中心に、EY Japanでテクノロジーを用いた変革を推進する社内専門家、ならびに若手起業家がオムニバス形式で講義を実施しました。

DXを成功させるには、「企業の中でイノベーションを起こそうとする人材」と、「デジタルの技術を活用して自ら方向性を示し、率先してイノベーションをけん引するリーダーシップを持った人材」の双方を採用・育成することが一番のポイントとなります。

グループセッションでは、受講生たちの活発なディスカッションが繰り広げられ、熱意がひしひしと感じられました。

EY Japanチーフイノベーションオフィサー松永達也のコメント
「本講座は、EYのテクノロジーとイノベーションのスキル、EYメンバーのプロフェッショナルなナレッジや経験を活かし、若い世代の方が将来リーダー職に就く際や自ら起業する際に、アントレプレナーシップを高めて、持続可能でより良い社会を構築する人材となるための支援を目的に実施しました。」

EY Japanは、未来を担う若い世代が世界の変化に対応しながらキャリアを構築する⼒をつけられるよう、今後も様々な活動をとおして⽀援していきます。


第9回:パートナーの鵜澤慎一郎が「イノベーションを創出する組織」をテーマに講演


講義シラバス

第1回 2021年4月7日 本講義の内容と目指すもの
松永達也:EY Japan Chief Innovation Officer
第2回 2021年4月14日 テクノロジーによるDisruption
田畑紀和:EYストラテジー・アンド・コンサルティング Technology Consulting リーダー
第3回 2021年4月21日 Data Scienceの目指すもの
小林元:EYストラテジー・アンド・コンサルティング Data & Analyticsアソシエートパートナー
第4回 2021年4月28日 ダイナミックRegTechが加速するデジタルトランスフォーメーション
小川恵子:EY新日本有限責任監査法人 金融事業部FAASパートナー EY Japan RegTech リーダー
第5回 2021年5月12日 デジタル時代のタックステクノロジー
橋本純:EY税理士法人Tax Technology Transformation リーダー
第6回 2021年5月19日 AI テクノロジーと監査業務の未来
市原直通:EY新日本有限責任監査法人 AIラボ リーダー
第7回 2021年5月26日 中間まとめ
松永達也
第8回 2021年6月2日 会計監査DXによる組織改革
加藤信彦:EY新日本有限責任監査法人 Assurance Digital & Innovation リーダー
第9回 2021年6月9日 イノベーションを創出する組織
鵜澤慎一郎:EYストラテジー・アンド・コンサルティング People Advisory Services リーダー
第10回 2021年6月16日 イノベーションをもたらす、ダイバーシティとインクルーシブネス
貴田守亮: EY Japan チェアパーソン兼CEO
第11回 2021年6月23日 イノベーションと起業家精神
中嶋汰朗:ROXX代表取締役社長
第12回 2021年6月30日 グループワークのガイダンス
岡田明:EY ストラテジー・アンド・コンサルティング Sports DX リーダー
第13回 2021年7月7日 グループワーク
第14回 2021年7月14日 グループ発表
松永達也、岡田明、他
第12回 2021年7月21日 総括、この授業の学びのまとめ
松永達也

次世代を担う大学生向けの寄附講座

青山学院大学「クロスボーダーM&A戦略論」

EY Ripples のイニシアチブの1つ「次世代教育・就労支援」の一環として実施している寄附講座。青山学院大学と連携して実施された特別講座「クロスボーダーM&A戦略論」についてお届けします。

複雑さが増す事業環境において、M&Aやアライアンスといった「外部活用」は企業経営にとって必須の検討事項です。しかし、それを戦略的に実行し、成果を出すには課題も多く、その方法論はまだ十分整理されていません。この領域において実践的、かつ、最新の知見を有するEYのコンサルタントが、学問の府である大学へ講義を提供することにより「外部活用」を体系化し、日本の将来を担う人材の育成に寄与することで、日本企業の長期的な企業価値向上を目指します。

2021年4月から7月まで全15回にわたり実施されたこの講座では、「クロスボーダーM&A」について豊富な経験と知識を持つ、ストラテジック バリュー エンハンスメントリーダー 篠原 学を中心とした、戦略・M&Aコンサルティングに従事する現役コンサルタントが集結しました。講義はM&Aの目的と戦略から実例を用いた詳細の解説、さらに統計データを読み解く実践まで「クロスボーダーM&A」について基礎から知識を深める内容に、次世代をリードする学生たちは熱心に耳を傾け、講義中から多くの質問が寄せられました。

「この講座が、次世代を担う優秀な皆さんの将来につながることを願っています。そして、その中からEYに興味を持って一緒に働きたいと思ってくれる人が出てきたら嬉しく思います。」と、講義を終えた篠原は語ります。

講義後、コンサルタントを目指しているという学生が、EYストラテジー・アンド・コンサルティングのインターンについて篠原に相談するなど、最後まで教室には熱気があふれていました。
EY Ripplesの次世代支援活動が、若き世代の熱意やパワーを得て、小さなさざ波から大きなうねりへ確実に成長している、と感じられた瞬間でした。

EY Japanは、持続可能な社会を支える若い世代のキャリア支援のため、これからもさまざまな施策に取り組んでいきます。


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