EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

リーダーメッセージ
Leaders Message

大きく変わろうとしているテクノロジーコンサルティング。
テクノロジーとデータでより良い社会の実現を

EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
テクノロジーコンサルティング 統括パートナー
新坂上 治

EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
テクノロジーコンサルティング 副リーダー パートナー
田畑 紀和

EY Japan チーフ・イノベーション・オフィサー松永 達也

テクノロジーの力でより良い社会を実現させたいと志している皆さん、こんにちは。

激動する時代の変化に適合し、その先を切り開いていくために、テクノロジーとデータの力が不可欠ですが、日本の現状はいかがでしょうか。その力を活用するどころか、むしろ振り回されていないでしょうか。新しいデジタル技術の出現とそのインパクトの大きさを目の当たりにしながら、多くの企業、公共団体では硬直化した既存の巨大なIT資産とそこに組み込まれた従来からの業務のやり方を目の前に立ちすくんでいるようにも見えます。さあ、テクノロジーの力を信じ、より良い社会の実現を目指している皆さんはどうしますか?今、日本社会は皆さんの力と志を必要としています。私たちEYでテクノロジーキャリアを一緒に歩んでみませんか?

激動する時代の変化に合わせてEYのサービスもまた大きく見直す転換期を迎えており、新たな成長戦略を描いています。その中でも注力領域となっているのが、テクノロジーとデータの強化です。EYでは、4つのサービスラインがそれぞれの専門性を持ち、その専門性を最大限引き出すためにテクノロジーとデータを活用できる人材を必要としています。例えば、監査部門では次世代の監査「Smart Audit」実現に向けてDigital Audit推進部を設けデジタル技術をフル活用した新しいサービス提供の在り方を強力に推進しています。また、コンサルティング部門においては、テクノロジーとデータの力を活用しないことにはクライアントに真の変革をお届けすることができないことは明確で、その専門性をコンサルティングサービスの中に組込んでいくことはもはや必然の変化です。

そして、テクノロジーコンサルティングもまた大きく変わろうとしています。かつて、コンサルティングサービスの世界では「上流」と「下流」があり、「上流」で戦略を考え、「下流」のテクノロジー導入へとつなげていく考え方がありました。しかし、このデジタルの世界においては、テクノロジーの裏付けがない戦略は空虚であり、戦略を欠いたテクノロジーは負債でしかありません。もはや一体化しているのです。Technology@Speed。テクノロジーの力をいかに早く成果へと変換できるのか、その力が今、トランスフォーメーションリーダーとして求められているのです。手段としてのテクノロジーがいつしか目的化し振り回されている現状を、クライアントと共に変えていかなくてはいけないと考えています。

EYという舞台が大きく成長する中で、共に、テクノロジーのキャリアを広げていきませんか?EYでは幅広いテクノロジーのキャリアが用意されています。きっとあなたに合ったポジションがあることでしょう。

EYへ応募される皆様へに向けたテクノロジーコンサルティングの各リーダーからメッセージをご覧ください

「実装可能なテクノロジー」が信頼の鍵

テクノロジーコンサルティング 統括パートナー新坂上 治

EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)のテクノロジーコンサルティングリーダーに2021年就任。「半歩先、一歩先の実装可能なテクノロジー」を追求し、クライアントや社会の信頼を得ることでEYSCの成長をけん引。

EYSCではテクノロジーコンサルティンググループのリーダーを務めながら、「テクノロジー・ストラテジー&トランスフォーメーション」、「デジタル・プラットフォーム」、「AI&データ」、「金融サービス テクノロジー担当」の4分野を統括しています。

新坂上

テクノロジーコンサルティングは2025年までに、メンバーを3倍の1000人に拡大する計画です。2021年度の売り上げは前年比で100%の成長を記録しました。案件はまだまだ増えているので今以上に人材が必要です。
デジタル・プラットフォームで手掛けるプロジェクトはこれからも需要が拡大しますし、テクノロジー・ストラテジー&トランスフォーメーションは特にM&Aに力を入れています。

前職の外資コンサルティング会社で急成長を実現した経験から、EYでもテクノロジーコンサルティング全体の戦略を担当しています。

新坂上

EYの成長戦略「プロジェクト・ドラゴン」は、通常では8-10年かけて実現することを4年でやり遂げることを目標にしています。テクノロジーコンサルティングリーダーとして、前職の経験を活かしてEYSCの成長に貢献したいと思います。

倍のスピードでの成長を目指しているのですね。

新坂上

今は新型コロナウィルス感染症の影響でワークスタイルが劇的に変化し、10年前と環境が異なります。日本の人口が減る局面に入り、従来の常識は通用しません。もっと柔軟な発想で、自分の組織だけでなく社会をよくすることを真剣に考えないと成長できない時代です。

EYのテクノロジーコンサルティングは新しい社会課題に対応するため、人材の多様化にも取り組んでいます。自身も、外資IT企業を経てコンサルティング業界に転身しました。

新坂上

私は80年代後半にIT企業に入社し、システムエンジニアやプロジェクトマネジメントを経験しました。コンサルティングの仕事に興味を持ったのは、そのIT企業時代の1994年前後に全社的な業務改革、テクノロジー改革が行われ、そのメンバーに入ったのがきっかけです。日本とニューヨークを行き来するようになり、グローバルビジネスにも深く関わり、コンサルタントと話す機会も増え、コンサルタントという職業に興味を持ちました。

複数の業界を経験した立場から、どんな人がコンサルタントに向いていると思いますか。

新坂上

頭を働かす人、考え続ける人、一歩先を読む人です。加えて長続きする、成長するのは「壁にぶつかった時にも笑える人」。行き詰った時に苦しい顔していると、人が寄ってこないです。カラ元気でも「まだ頑張ってます」って顔していると皆が気になって声をかけてくれます。
大変な時に、不安だけど面白がれる。そういう方とはぜひ一緒にテクノロジーコンサルティングの仕事をしたいです。

特にEYのテクノロジーコンサルティングは立ち上げ期なので、自分で未来やブランドをつくっていくという気概が求められますね。

新坂上

これからの時代は、ひとつの組織から社会に目線を上げて、かつ協働で組織をまたいで良いところを持ち寄って何かを実現することが求められます。ただ、テクノロジーコンサルティングはクライアントから報酬をいただき、クライアントの要望の実現を支援するという立場も忘れてはいけません。新しいテクノロジーを導入する、社会をよくするビジョンは素晴らしいですけど、成功を犠牲にしていいわけではない。
だから私は、「半歩先、一歩先の実装可能なテクノロジー」にこだわっています。
「半歩先、一歩先の実装可能なテクノロジー」は簡単ではありません。今あるテクノロジーでやるのが一番リスクが少ないけれど、それだけだと将来の成長につながらない。しかしながら、あまり先ばかりを見るとクライアントをリスクにさらしてしまう可能性もあります。組織、クライアント、さらには社会のために知恵を絞って、皆が利益を享受できる。それができるようなコンサルタントが一人前だと考えます。

クライアントの変革を実現するテクノロジーコンサルティングを目指して

テクノロジーコンサルティング副リーダー パートナー田畑 紀和

外資系コンサルティング会社で20年以上テクノロジービジネスに携わった後、2019年にEYに参画。現在はEYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)のテクノロジーコンサルティングリーダーとして、テックビジネスの変革を推進。テクノロジーの適用範囲が広がる中、多様な価値観・バッググラウンドを持つ人材とともに成長を牽引。

EYSCはEYのコンサルティングサービスとM&Aアドバイザリー等のストラテジー・アンド・トランザクションサービスを提供する法人として2020年10月に発足しました。テクノロジーコンサルティングは、新組織の成長戦略の重要な柱だそうですね。

田畑

EYのコンサルティングサービスラインは「ビジネスコンサルティング」「テクノロジーコンサルティング」「ピープル・アドバイザリー・サービス」の3つのサービスから構成されています。EYはデータとテクノロジーを成長戦略の重要な柱と位置付け、2021年度にテクノロジーコンサルティングを発足しました。日本のクライアントに対してもデータとテクノロジーがもたらす長期的価値を提供するためテクノロジーコンサルティングの強化に取り組んでいます。初年度2021年度のテクノロジーコンサルティングの売上規模は前年比で約2倍に達し、目標を大幅に上回りました。クライアントの私たちに対する期待の大きさを実感する1年となりました。もちろんこれは通過点に過ぎず、私たちはEYならではのクライアントに選ばれるサービスを提供し、数年内に組織を約1000人体制にまで広げ、ビジネス規模を3倍にすることを目指しています。

日本経済は20世紀後半に驚異的な成長を遂げ、世界的企業を多く輩出しました。一方、ITの時代と言われる21世紀はイノベーションの中心が米中に移っているように見えます。技術や競争の構図が急激に変化する中で、日本企業をサポートするテクノロジーコンサルティングはどうあるべきでしょうか。

田畑

20世紀のテクノロジーコンサルティングは、目の前の現場で行われている手作業をコンピューターで代替していく、そのシステムを技術の進化に合わせて新しいプラットフォームに乗せ換えていくことを主眼にしてきました。そのためシステムは時の経過と共に建て増しし肥大化してしまい、そのシステムの刷新に大量の労力と予算、そして時間を投入していくしかありませんでした。クライアントが答えを持っていて、それをしっかり聞いて要件に落とし込む。業務が上流にあり、業務を効率化する手段として下流にあるのが技術で、コンサルティングはいわば「御用聞き」でした。
しかし21世紀は安定した成長が数年先も見込める社会から人口動態の大きな変化や自然災害や地政学的な影響など外部要因に振り回される社会へと大きく変わり、技術の進化も格段にスピードアップしました。数年かけて実装しても、その時には技術が古くなっていることが往々にしてあります。
私たちは、「業務が上流、技術が下流」という構造から脱却し、最先端のテクノロジーの価値をスピーディーにビジネスの価値に変換することで、クライアントの業務とテクノロジーの効率化を同時に実現し、変化に対する柔軟性を得ることを目指しています。

今後、どんな方に入社していただきたいのでしょうか、また、20~30代の方にはどのような活躍の場がありますか。

田畑

EYのコンサルティング部門はグローバルのサポートのもと、日本のビジネスを成長させる戦略「プロジェクト・ドラゴン」を2019年にスタートしました。5年後、10年後の世界を見据えテクノロジーコンサルティングを再構築したいと考えていた私も、同年EYに参画しました。
従来型の仕事のやり方に疑問を感じているコンサルタント、エンジニアにとっては、EYのコンサルティングは、あるべきビジネスに向かえるのが最大の魅力だと思います。今後どんな人が来るかで会社の未来が変わるし、今は会社の成長と個人のキャリアの成長が直結しているフェーズです。新しい組織で変化を楽しめる人、新しいビジネスを考えることに魅力を感じる人と、一緒に未来をつくっていきたいですね。

顧客の問題解決をサポートできるコンサルティングという仕事に魅力を感じつつも、未経験者には難しいのではと二の足を踏む人もいると思います。

田畑

中途採用者のバッググラウンドは多様化し、今後さらに多様な人材が必要になります。企業・組織におけるテクノロジーの適用範囲が従来の基幹システムから現場のオペレーションに広がったことで、現場の業務や課題に精通し、それをDXによって解決しようとする人材が、コンサルタントとして活躍しやすくなりました。
コンサルティング未経験でも社内に教育プログラムがありますし、経験がなくてもぜひチャレンジしていただきたいです

EYSCのテクノロジーコンサルティングは、2025年にビジネス規模を現在の3倍に拡大する目標を掲げています。テクノロジーとデータは長期的価値を生み出す資源です。

田畑

EYは「Building a better working world~より良い社会の構築を目指して」というパーパス(存在意義)を掲げています。私たちは企業、ひいては社会に長期的価値をもたらすために、最新のテクノロジーと大量に生み出されるデータを活用していくことを中心に据えています。そのためには御用聞きビジネスから脱却し、お客様にも言うべきことは言う組織でなければなりません。テクノロジーが新しくても、それを受け入れる社会、正しく向き合える社会がないと生かせない。
テクノロジーだけを持って行くのではなく、テクノロジーをお客様のビジネスに最大限に生かすために、価値観、組織の在り方を変えるお手伝いをするというのが、私たちにとって「あるべきテクノロジービジネス」です。
もちろんその前提には専門性、グローバルの対応力、スピードと結果へのこだわりをもったサービスがあります。EYのテクノロジーコンサルティングは、変革を実現したいクライアントに最初に相談される伴走者でありたいです。

地道な検証と未来志向で「将来のスタンダード」構築

EY Japan チーフ・イノベーション・オフィサー松永 達也

大手IT企業の常務執行役員として、メガバンク担当の金融事業、人工知能をはじめとするコグニティブ・ソリューション事業、新規事業開発の担当を歴任。2019年1月に自らコンサルティング会社を設立し、人工知能(AI)を活用したビジネス開発や企業変革の支援を開始。2020年7月にEY Japanに参画。アシュアランス・税務・コンサルティング・トランザクション&ストラテジーの4サービスラインを横断して既存サービスのデジタル変革を推進するチーフ・イノベーション・オフィサー(CIO)に就任。

EY Japanでチーフ・イノベーション・オフィサー(CIO)を務めています。

松永

EY Japanは全体でデジタル改革を推進しています。例えば監査法人ではAIを使って仕分けの異常をリアルタイムで察知するシステム導入に取り組んでいます。グローバルと各サービスラインが情報や技術を共有し、連携することでより効果が発揮できるので、私がその役回りを担っています。

IT企業を退職し、自身でコンサルティング会社を起業した後に、EYに参画しました。どういう経緯だったのでしょうか。

松永

IT企業では、AIやブロックチェーンを製造業や金融業に導入するソリューションを手掛けていました。新技術は世間の期待値が大きいのですが、実際は何でも解決する万能のツールではなく、本当に使われるべきところに時間をかけて定着させていくフェーズにあります。
この時期に自社製品に縛られず、クライアントのためにベストなものを提案したいという思いがありました。
また、EYは先進技術を活用しプロフェッショナルサービスのアセット開発を推進する「クライアントテクノロジーハブ」(CTH)を2020年7月に日本に導入しました。EYの持つグローバルアセットの日本展開と日本発でグローバル展開可能な新しいアセットの開発を行うCTHは、私が描くビジョンと非常に近いものでした。

松永さんから見て、EYのグローバルと日本との関係はいかがでしょうか。

松永

グローバルの意向が絶対の「服従型」でもなく、連携が弱い「放任型」でもない、協力的、ファミリー的な良い距離感だと思います。EYのグローバルは新技術への投資に力を入れており、米国や欧州の最新の経験を日本のクライアントが使いやすいようローカライズする仕事がしたい人にはチャンスに満ちた環境です。

テクノロジーコンサルティング本部では、数年内に1000人体制にするとしています。AI&データとデジタル・エンジニアリングの2チームはどのような将来像を描いていますか。

松永

システムを構築して終わりではなく、アセットベースにしたシステムを導入し、そこに流れてくるデータを分析して新たな課題を見つけていく、そうしたテクノロジーコンサルティングの新しいビジネスの形をつくることを目指しています。
システム導入やクライアントへのプレゼンスの向上には規模も必要なので、新しい分野・技術にフォーカスするこの2つのチームは、2025年までに倍の体制にしたいです。

チームを拡大していくにあたり、どんな人材を求めていますか。

松永

どのコンサルティングファームも新テクノロジーの活用に力を入れています。とは言え、規模が大きなところは既存のビジネスの売り上げを守らなければいけません。未来のスタンダードをつくる仕事を志向しているものの、さまざまな事情からやり切れていない人にとって、新しいことを地道に伸ばしていくEYでの仕事はダイナミックで面白いと感じてもらえるでしょう。
一方で、新技術は世間の期待値が大きい割には需要がはっきり見通せず、こまごまとした案件を手掛けて実績を積み上げることが求められます。ECもフィンテックも今は一大産業ですが、10~20年前は小さくてコストばかりかかる市場でした。
将来のスタンダードをつくるというビジョンを信じて、小さな検証を積み上げていく。大変ですがそれを面白いと思える価値観を持つ人にぜひジョインしてほしいです。

最近はどんな人材が入社しているのでしょうか。

松永

EYのコンサルティングサービスの知名度が上昇するに伴い、他のコンサルティングファームやテクノロジー企業からの応募が増えてきました。また、SNSやEC、フィンテックを手掛けるようなテクノロジー志向が強い事業会社からの転職もあります。技術を自社のためだけに使うのではなく、社会のために提供したいと考えての転身です。
EYはクライアントにとってのベストを考えて提案できることに加え、新しいテクノロジーを勉強できます。自分たちが組織のリーダーになる頃には当たり前になっているだろう技術やサービスをつくっていきたい、そういうパーパスを持つ方を歓迎しています。

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