EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

自動車・運輸等
Advanced Manufacturing and Mobility

100年に1度の変革期に、世界を変えていく仕事を

自動車・モビリティ・運輸・航空宇宙・製造・化学セクター ストラテジー・アンド・トランザクション リーダー
ストラテジー・アンド・トランザクション パートナー
山田 マーク裕二郎

自動車の電動化、エコシステムの開発など、まさに100年に1度の変革期を迎えているモビリティ業界。まだ誰も経験したことのない領域で、私たちにはどんなことが求められているのでしょうか。自動車・モビリティ・運輸・航空宇宙・製造・化学セクター(以下、AMM)セクターが提供するサービスの特徴、そしてEYで働く魅力や求める人物像について、AMMリーダーに聞きました。

私たちの強みは “One EY”ですべてのサービスを提供できること

AMM市場における最新動向について教えてください

モビリティに関する最も大きなトレンドには、まずは電動化。そして有事への懸念から、海外の半導体市場への依存度を低めて国内や東南アジアに移管していくという流れがあります。さまざまな地政学的影響もあり、サプライチェーンをどう効率的に描くかという課題も含め、業界全体が大きな節目を迎えています。

細かい部分では、エコシステムの設計も重要なトレンドです。消費者のインタラクションを考えて、新たに構築していかなければならないことが多くあります。
例えば販売方法。これまでのようにディーラーで車を買う時代から、メーカー直販の時代になれば、ディーラーの役割も当然変わってきます。これからは新しい販売モデルを検討する段階に入っていくでしょう。そこでも大きな変革は避けられません。

製造業(Advanced Manufacturing:AM)のトレンドとしては、サステナビリティ。そしてデジタルトランスフォーメーション(DX)があり、データの透明化がひとつの課題です。
また、グローバル化も引き続き強いトレンドです。特に日本企業はまだ海外に参入していないところが多くあります。これからロールアウトしていく企業も増えていくでしょう。他との差別化を図るために買収や、時にアライアンスを組んでいく必要も出てくるのではないでしょうか。

そのような状況下で、EYに求められていることとは?

まずモビリティでは、常に最先端の情報を把握し、提供することが求められていると思います。
私たちは、人工知能(AI)を搭載した市場動向を予測するEY独自のモデリングツール、「EY Mobility Lens Forecaster(EYモビリティ・レンズ・フォーキャスター)」を利用し、最新情報に基づくサービスを提供しています。例えば、モビリティの電動化に向けての投資が必要であれば、そのフットプリントを効率的に描くための戦略をサポートしたり、 それに伴う従来の工場の撤退や移管が必要であれば、その進行を支援したり。特に今、強く求められているのは、クライアントのニーズに合わせて短期間でチームをセットアップしつつ、密にコミュニケーションをとることですね。

さまざまな要望に対し、EY内部のケイパビリティをつなげ、「One EY」でワンストップのサービスを提供できることは、私たちの大きな強みです。

AMMセクターとして、EYのパーパス(存在意義)である「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」にどのように貢献できると考えていますか?

EY Japanとしては、日本を支えることがこのパーパスにつながっていると言えるでしょう。そして私個人として自動車業界に関するパーパスと考えているのは、日系大手自動車企業のトップを支えることです。

今後も日本企業には、自動車業界で大きな存在感を示し続けてほしい。それが日本と車が大好きな私の願いです。そのためには次の時代を見据えて企業を育てていく、考え方を変えていくことも必要です。
今後は従来の製品のみならず、より消費者に響くアイデンティティーを持った製品を開発・提供できるよう、さまざまな面からサポートをしていきたいと思っています。

楽しく仕事をすることが、クライアントの喜びにつながる

AMMセクターが求める人物像について教えてください

AMMセクターは他のセクターと比べると、少々求められる能力が異なります。最新のトレンドや経営者の課題をきちんと握る、棚卸しできる能力が必要となります。そのためには、当セクターにおける知見はもちろんのこと、高いコミュニケーション能力も求められます。

私は日頃から「まずは発言しなさい」とメンバーにアドバイスをしています。意見があっても発言しなければ意味がありませんし、満足できる仕事にもつながらないからです。
仕事は人生の大きな時間を占めるものです。楽しく仕事ができなければ人生の大半を損していることになり、それは非常にもったいないことです。積極的に発言すれば議論も活性化し、新しいアイディアが生まれます。その結果、クライアントに喜んでいただくことができ、仕事がさらに楽しくなる流れができるでしょう。

また、次世代を育てるような意識も大切です。EYにはカウンセラー・バディ制度という、1人の社員に対して1人のカウンセラーが付き、特に若手が相談しやすい環境が整っていますが、そこでも貢献していただけそうな方は大歓迎です。

AMMセクターで生かせるスキルには、どのようなものがありますか?

プロジェクトマネジメントのスキルは重要です。また、知識については、それぞれの領域で基本的なものを理解していないと動きにくいとは思います。ただ、技術者レベルのものを求めているわけではありません。ある程度の親和性を持ち、興味を持って取り組んでいただければ十分です。その上で、パッションを持って仕事に向かい合えることが、スキルと同じぐらい大切なことだと思っています。

EY Japanでは、グローバルのチームとの連携も多いのでしょうか?

私がEYへ転職してくる前、やはり別の大手コンサルティングファームで仕事をしていたのですが、そこでは国外のファームとの連携が少なく、日本チームだけで案件を実行していました。

しかしEYには、「グローバルでの案件にはグローバルのEYのメンバーにも入ってもらう」というポリシーがあり、日本以外のメンバーファームとの連携がしやすくなっています。最近では海外から撤退したり、アセットを売却したりといった案件も増えていますので、私たちとしてもグローバルに活躍できる人材を求めています。

他ではできないチャレンジを、EYで実現してほしい

EYでAMMセクターに携わる魅力とは?

モビリティに関しては、やはり100年に一度の変革期を迎えていることだと思います。このようなトレンドを経験することは、この先ほとんどないでしょう。最新のテクノロジー、エネルギー、そしてインフラなど、世界を変えていくような仕事に携われることは非常にエキサイティングな経験だと言えます。

また、ものづくりに関われることも、個人的には大きな魅力だと感じています。私は工場見学が大好きなのですが、製品が作られる過程を見ると、ものづくりをより身近に感じられるようになります。

最後に、EYへの入社を検討されている方へメッセージをお願いします。

私がEYストラテジー・アンド・コンサルティングに入社したのは、ここでなら自分のやりたいことにチャレンジできると感じたからです。そして実際に入社してみると、EYは想像以上に働きやすい職場でした。
各サービスラインや個人の能力や役割を超えたところでの意見交換やコラボレーション。案件を追いかけている時に得られるサポート。そしてグローバルとの連携の強さなど、たくさんの素晴らしいところがあります。大手コンサルティングファームの中で、このような統合されたオペレーションモデルを持っているファームは、他にはありません。

一緒に働くメンバーも、とても魅力的です。親しみやすく、アプローチしやすいメンバーが多く、非常に居心地のよい職場です。もちろん、在宅勤務も可能です。希望すれば異動もできますから、ひとつの部署にこだわらず、さまざまなキャリアを積んでいくことができるでしょう。

企業としては年間3割成長も達成し、まだまだ伸び代もあります。それはそのまま、チャレンジのしやすさでもあります。他ではできなかったチャレンジに、ぜひEYでトライしていただきたいと思います。

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