EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

 
2021.04.27
セクター紹介、パートナー

モビリティは社会を変える。大変革の自動車産業を支えるパートナーに

パートナー 早瀬

こんにちは。EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)の自動車・モビリティ・運輸・航空宇宙・製造・化学セクター(以下、自動車セクター)でリーダーを務めている早瀬です。

私たちが携わる自動車という産業は、今、百年に一度の大変革の時代を迎えています。「CASE(ケース)」という言葉を耳にしたことがある人も多いはずです。「コネクテッド(Connected)」、「自動運転(Autonomous)」、「シェアリング(Shared & Services)」、「電動化(Electric)」からなる4つの新技術は、社会全体を巻き込みながら、自動車産業を大きく変えていくでしょう。

例えば、「電動化(Electric)」。日本政府が「2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする」という「カーボンニュートラル宣言」をした以上、各メーカーは脱ガソリン/ディーゼルへの移行を余儀なくされるでしょう。それと並行して、コネクテッドカーや自動運転車の普及、カーシェアリングの本格化は、スマートシティ構想などと連動しながら、人々の暮らしを支える「モビリティ=移動」をさらに最適化していくはずです。

こうした大きなうねりのなかで、自動車産業のプレイヤーたちに求められているのは、自動車製造・販売業からの脱却です。つまり、これからはクルマというモノではなく、モビリティというサービスそのものを提供していかなければならないのです。

その実現のために、私たちコンサルタントに何ができるのか。まず取り組んでいるのが、メーカーをはじめとしたプレイヤーの視点を変えていくことです。「自分たちのクルマをどう使ってもらうか?」というプロダクトアウトの発想を、「社会をよりよくするために、自分たちに何ができるか」というマーケットインの発想へと転換するお手伝いをしています。

他業界のプレイヤーと自動車産業を結びつけるハブとなることも、私たちの重要な役割でしょう。先ほども触れたように、これからのモビリティは社会とより密接に関わったものになっていくはずです。従って、物流業界やIT業界、さらには自治体や大学をはじめとする研究機関などと連携しなければ、イノベーティブなサービスは生み出せません。

ところが、自動車業界は、他業界とタッグを組むことを伝統的に苦手としてきました。そこでさまざまな業界のインサイトや豊富なコネクションを有する、私たちコンサルタントの出番です。他のセクターとも緊密に連携しながら、モビリティを軸とした新たなビジネスエコシステムをデザインするためのサポートをしていきたいと考えています。

こうして説明するとわかるように、私たちの思い描くビジョンは、非常に射程の長いものです。もちろんDXの導入支援など即効性のあるサポートも手がけています。しかし本質的には、モビリティによって社会をどう変えていくのかを考えること、リードしていくことが仕事だと言えるでしょう。

こうした取り組みを本気で実行できるコンサルティングファームは、実はほかにはあまりありません。すぐにはファームの利益に結びつかないプロジェクトも多いですからね。「より良い社会の構築を目指して(Building a better working world)」というパーパスを何よりも大切にしてきた、私たちEYSCにしかできない取り組みだと感じています。

だからこそ、これから自動車セクターでともに働くメンバーにも「社会を良くするために、何ができるのか」という視点を、常に意識してもらいたいですね。一方で、そうした高い視座を持ちながら、自分の得意領域も磨いてほしい。ひとつの分野で、ものごとを徹底的に考え抜いた経験は、きっと強力な武器になるはずです。

あとはとにかく、行動あるのみです。自分から積極的に動けば、たった数ヶ月で10年分の経験値を得られることが、コンサルタントという仕事の面白さだと思います。そんな大きな伸び代を持った方と一緒に、自動車産業を変えていきたいですね。

語る早瀬の画像

ちなみに、これはあまり言いたくないのですが、EYは「人がよい」と評されることが多い会社です。そう言われると、「人がいいだけではなく、もっといいところがある!」と強調したくもなるのですが......。でも実際に働いていると本当に「いい人ばかり」なのです。親身になって相談に乗ってくれる方が多く、案件を奪い合ったり、互いを牽制し合うようなことはありません。むしろ、「こんなに他人をサポートしてばかりで大丈夫か?」と心配になることもあるほどです。そんなEYだからこそ、目の前のことにとらわれず、真に社会にとって意味のあることに取り組んでいけるのだと考えています。

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