2021.06.01
メッセージ

世界トップクラスのTMT企業を日本から。そんなワクワクする未来を、夢物語で終わらせない。

パートナー 尾山

皆さん、こんにちは。コンサルティングのTMTセクターリーダーを務めている尾山です。はじめに簡単にセクターの紹介をさせてください。TMTとは、テクノロジー、メディア・エンターテイメント、テレコム(情報通信)のことです。これらの産業を担う日本のTMT企業は今、アメリカ、中国、韓国などの海外勢に押され、苦戦を強いられています。こうした現状を打開するために、AIやIoT、VRといったエマージングテクノロジーを活用し、新しいビジネスのあり方を提案していくことで、経営課題の解決を目指すことが、私たちのミッションです。

最近は隣接領域ではなく、これまでとはまったく違った領域へと参入したいというニーズも高まっています。TMT企業が、創薬や金融、自動車に参入するといったケースももはや珍しくありません。そんなときに、確かな"勝ち筋"を提示することも、私たちに求められる役割のひとつです。

ここで私たちにアドバンテージになるのが、EYの金融セクターやオートモーティブセクター、消費財・小売流通セクターなどとコラボレーションして、経営課題の解決に臨めること。実際にミーティングの際に、他セクターのリーダーが同行することもしばしばですが、そのフレキシブルさに良い意味で驚くクライアントも少なくありません。自分たちの売りたいものを売るプロダクトアウト的な発想ではなく、短期的にも長期的にもクライアントの価値を最大化するような戦略をゼロベースで立案し、その実現のために社内のリソースを余すところなく活用することが、EYのカルチャーです。

もちろん他セクターに頼り切りになるのではなく、私たち自身も、常に幅広い業界の動向にアンテナを張っています。例えば、どこかで無人店舗の実証試験をやっているなら、ひとまず足を運んでみる。VRのイベントだったり、国際家電見本市などの展示会にも積極的に参加し、最先端のテクノロジーにできるだけ触れるようにしています。ネットでもさまざまな情報が得られる時代ですが、やはり実際に体験しないと感じとれないことも多いですからね。

身近なところにも考える材料はたくさんあります。私はスーパーに行っても「レジを待つ無駄な時間をどうにかできないか」と考えたりします。この問題意識をベースにテック企業と事業を構想するなら「AIなどを活用して無人店舗をつくろう」となるし、メディア・エンターテイメント企業となら「コンテンツの力で、待ち時間を有益なものに変えられないか」となる。このふたつを組み合わせることも可能だし、もちろんそこには情報通信技術も欠かせません。こんな風に身近なところからスタートして、TMTという領域を横断するダイナミックな事業を展開できることも、このセクターで働く醍醐味でしょう。

インタビューを受ける尾山

これからTMTセクターでともに働く人材には、大きく3つの力が求められるはずです。まずは旺盛な好奇心。先ほどもいったように、アンテナの感度は常に磨いていてほしい。そこで得た情報をつなぎ合わせワクワクするような未来を語ってみせる、ストーリーテリングの力も求められます。これからどんなビジネスを展開すべきなのか、それがSDGsなどの社会課題の解決にどのようにつながっているのか。「より良い社会の構築を目指して(Building a better working world)」というEYのパーパスも踏まえながら語ることができたらベストです。グローバルに考える力も必要です。TMT企業の多くは世界への進出を狙っていますから、日本のなかだけで物事を考えていたのでは追いつかない。最低限の英語力はもちろん、海外のメンバーとも積極的にコミュニケーションできる人材が好ましいですね。

そうした人材とともに働くことで、世界に負けないTMT企業を、日本から生み出していきたい。私は「TMT」という区分さえ、やがてなくなってしまえばいいと思うのです。それぞれの企業が唯一無二のサービスとマーケットを持って、ひとつの企業がまるでひとつのセクターであるかのようになる。そんな企業を、ひとつでも多く世に送り出すお手伝いができたらと考えています。