EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

 
2021.07.20
セクター紹介、マネージャー

ASEANのサプライチェーンを刷新するために。タイに駐在し、現地からスモールスタートで変革を。

マネージャー 山口

皆さん、こんにちは。Japan Outbound Business (以下、JOB)の山口と申します。2016年にEYに新卒で入社し、これまでは主にサプライチェーンの領域で、製造業をはじめとしたさまざまなクライアントを対象に、物資の調達から物流の最適化まで幅広いサポートを提供してまいりました。そこで得た知見をさらにグローバルな舞台で生かすために、昨年10月よりJOBに移り、現在はタイのバンコクに駐在しています。

こうしたキャリアを歩んできたことは、両親の仕事の関係でアメリカと日本を往復しながら育ったことと無関係ではありません。自然と語学力と国際感覚を生かしながら、世界を舞台に働きたいと思うようになっていました。EYというグローバルファームでコンサルタントとして働くことを選んだのも、それが最大の理由です。だからこそ、昨年、日本企業の海外進出支援に特化したJOBが立ち上がった際には、自ら率先してメンバーへと立候補しました。

現在は主にふたつの案件に携わっています。まずは日本企業のタイでの海外戦略策定プロジェクト。語学面でのサポートから事例の知見共有などを中心に、トータルでの支援を提供しています。もうひとつは日本企業のアジア太平洋地域サプライチェーンの刷新を目指したグローバルプロジェクトです。EY Japanメンバーだけではなく、シンガポール、タイ、アメリカ、イギリスのメンバーと緊密に連携を取りながら、ダイナミックかつスピーディにプロジェクトを推し進めています。

いずれのプロジェクトにおいても大切にしているのは、まずはスモールスタートで小さくてもいいから素早く実績をつくり信頼を得ること。ひとつでも実績があれば、現地法人から日本本社への働きかけもスムーズになるものです。そうしたプロセスを通じて、変化の激しいASEAN市場のリアルを、現場目線で日本本社へと伝えていくことも私たちの重要なミッションのひとつです。

もうひとつ仕事をするなかで心がけているのは、人間性を磨くことです。これは精神論ではありません。コンサルタントとしてどんなに知識があっても、まずは「この人の話を聞いてみたい」と思ってもらえなければ、どんな仕事も始まらないからです。反対に、人間関係のハブとなる魅力を持ったコンサルタントであれば、人と人とをつなげることでクライアントにより大きな価値を提供することができます。そのためにも私は「より良い社会の構築を目指して(Building a better working world)」というEYのパーパスを大切にしたい。ともに働く周りの同僚を助け合うことは、クライアントへの提供価値の最大化にも、より良い世界の実現にもきっとつながっているはずです。

ちなみに、現地出身の同僚と価値観を共有するコツのひとつに「モノの値段」があります。それもあってタイに赴任してから本格的に家計簿に取り組み始めました。例えば、「50バーツ(≒170円)の昼食は日本のいわゆるワンコイン(500円)ランチなのだな」と言った感じで現地目線に立つことが重要です。すると現地の消費者がモノやコトの価値をどのように捉えているのかも掴めてきます。また、ちょっとした贅沢をしようとする際も、そのモノやコトの「価値」をより考えることにも繋がっていると実感しています。

笑顔で話す山口

私自身も日本企業のASEAN市場での成功にコミットできるコンサルタントを目指して、さらに努力を重ねていきたい。特にこれまでの知見を生かして、ASEAN全体のサプライチェーンの最適化にチャレンジしてみたいですね。人件費の高騰や雇用環境の変化によってコストセンター化しつつある、ASEANの生産拠点のバリューをいかに高めていくか。それがこれからのASEAN市場、さらにはグローバル市場で日本企業が躍進するための鍵となるはずです。勝負はまさにこれからの数年間。このチャレンジングな環境で働けることを、存分に楽しみたいと考えています。

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